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牧山康志
国政のガバナンス広場
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HFEA 英国の機関 (まとめ)

  • makiyama@allgovern.com
  • 4月5日
  • 読了時間: 1分

第10回

●英国のヒト胚管理システムの要点

 英国のヒト胚の取扱いの特徴は、ヒト胚に関わる公共政策を専門的に取扱う機関(HFEA)を常設機関として法的に設置し、ヒト胚に関する事項の一切(ガイドラインの策定からリスクマネジメント、情報の共有、実施に係るモニター、監査など)を委託し、その機関を中核に連携することで社会・市民、及び実施現場・当事者とを結びつけているところにあります。また、当該機関自体が、法的に根拠づけられた公的機関でありながら、十分な独立性と社会への透明性、さらに社会からの参画性を有し、必ずしも専門的でなく、かつ一般社会や当事者との間での人的流動性に乏しい行政官僚機構を補完し、高度の政策判断能力及びその基礎となる情報収集・調査研究・施策策定能力を保有することができている点に特徴があるといえます。(図表)

 これらの点に鑑み、国政のガバナンス広場で提示している概念「中間的専門機関」の範疇にある実在する一典型例と述べることができると思われます。


図表:英国のヒト胚管理制度 HFEA

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